会長のごあいさつ

私は、本年6月、公益社団法人自彊術普及会の第4代会長に就任いたしました久保穎子です。。

40年前は無名の誰も知らない自彊術、といっていい程周知されていませんでした。種をまくなどといった生易しいものでなく、荒野の岩をおこし、地をならし、耕す、というように多くの困難を乗り越えてようやく種がまかれ、やっと芽をだすことができたのでした。地味な体操ですが、医学的解明を経た優秀合理性とその有効性は、実践してきた人には必ず体感されるものと考えております。この自彊術を伝えようとする者、またそれを知的に受けとめる者の、阿吽の呼吸で一歩一歩、自彊術は静かに広まってまいりました。昭和49年に「自彊術普及会」を組織し、昭和62年に文部省管轄の社団法人となり、そして平成23年4月には内閣府より公益法人の認定を受け、全国的に活動し社会に貢献する団体に成長できたことは、喜ばしい限りです。  

「心身の調和を図りその健全性の維持向上を実現するために、自彊術は特に大きな効果を有するものと考えております。これを理解し実践することで得られるものは、身体の健康のみでなく、心の穏やかさ、調和と自力自彊の精神を培うことを通じて、より豊かな人生を得られるものと考えます。

また、会員となって自彊術を実践することは日本文化の継承、保存にも貢献することになります。現在約53,000人の会員の皆様と共に、本会が増々発展し成長し続け、社会に貢献ができるよう努力して参りたいものと考えております。

平成25年6月20日 会長 久保穎子

自彊術の本態

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